・受験のきっかけ
私には1歳と3歳の子供がおります、日中は仕事をしており勤務時間が終わると子供達を保育園に迎えに行きその後は、子供たちと遊びながらたまった家事をこなし就寝するまでは自分の時間など殆どありません。子供たちが寝て自分の時間ができて、いざやるとなるとなっても睡魔に勝てず寝てしまうこともしばしば。
そんな私が応用情報技術者の取得を目指そうと思った動機が、給料を上げたい(資格手当ですが、居酒屋に行ける回数が月に1回増えるくらい)というのが一番で、知識がほしいというのは二の次でした。そんな私の初受験から合格までがどのようなものだったのか学習内容について書かせていただきます。また同じような環境の方に少しでも参考になれば幸いです。(勉強開始時 2023年1月時点)
・勉強開始時の知識
試験勉強開始時の私の取得資格や経験についてです。
【資格】
・初級システムアドミニストレータ 2007年11月 取得
・基本情報処理技術者 2008年5月 取得
・工事担任者 第二級デジタル通信 2021年7月 取得
・情報セキュリティマネジメント 2023年1月 取得
・ドットコムマスター 2024年12月 ダブルスター
【実務】
・実務経験1 医療機器メーカの社内SE 2004年4月~2010年10月(VB6、SQL Server環境での開発業務)
・IT業務から離れていた期間 アルバイトや派遣社員やアルバイトを4年間、税理士事務所で8年勤務の計12年。
・実務経験2 システム会社就職(VB6、.NETでデスクトップアプリを開発)。副業で出版社社内SE 2021年10月~現在(子供が生まれ真面目になろうと定職に就きました。業務内容はAccessやExcelを主に利用)
ブランクはあったものの実務経験があったので、ある程度IT用語は理解できる知識はありました。
・令和5年度秋期(1回目) 試験の結果
試験の結果は残念ながら「不合格」となりましたが、試験勉強を通じて曖昧だったことや新しい知識が増えたことで、今まで読んだ気になっていたPC雑誌の内容を理解ができるようになったのはとてもよかったと思っております。※あくまで個人の意見です
不合格はとても悔しいですが、午後の点数(32点)があまりにも低すぎました。
初受験でここまでいけたのは少し自信になり、モチベーションは下がっていないのが救いで、さらにやる気になりました。次回はきちんとした午後対策が必要かと思いました。

・学習時間の内容① 1月~8月中旬ぐらいまで(1日30分ぐらい)
自宅にいるときは家事をしたり子供と遊んでいるので勉強時間が確実に確保できるのは通勤電車の移動中30分(往復)、土日の休日は家族が寝静まった21時半以降に1時間~2時間ぐらい確保できておりました。その学習内容ですが。スキマ時間に利用できことが売りの「スタディング」で学習をしておりました。申し込んだときの価格は「37,230円」でしたが、他の専門校が行っている講座と比べ金額が安かったことや子育て優先のため通学は難しいと判断したことがスタディングを選択した理由で、受講料を払えばケチな自分は受講料分は無駄にしたくないと強く思う性格なので独学でやるよりも継続できるだろうと思い申し込み学習を始めました。実際スタディングの講義は動画が10~20分ぐらいが多く、私の集中力が続くぐらいの短さでしたので継続することができました。待ち時間や子育て中のちょっと空いたスキマ時間を使って学習を進めたところ1月中旬から10月の試験直前までの総学習時間は「102時間53分10秒」でAI実力スコアという機能(いま試験を受けたら何点取れるのか)の判定では合格点「72.7点」が取れるまでになっておりました。飽きっぽい自分がここまでの点数が取れるまで続けることができるとは思っていませんでした。
開始から2ヶ月ぐらいは講義は聞いててなんとか分かった気になっていましたが、講義後にある確認問題が難しく、数日後に復習問題で出題されても忘れていることが多く、途中で何度も辞めようと思いましたが、わからなくてもとりあえず全科目の問題を一通りやること、苦手なところは何度も復習問題を解くことを繰り返していました。スタディングにはAIが復習問題を出題してくれる機能がありましたので、それが知識の定着になったのでとても助かりました。
※この期間中は他のテキストなどは使っておりませんでした。


・学習時間の内容② 8月下旬~9月末ぐらいまで(1日30分ぐらい)
8月下旬になり試験日まで残り日数が少なくなっても、やはり確保できる時間は変わらず同じ問題ばかりやっていたのもあり復習問題で高得点が取れるようになり調子に乗っていたのと、気分転換と実戦形式(マークシートに記入)での時間計測をしたい思いから過去問を購入してみたところ・・・
| 年度 | 午前 | 午後 |
| 令和5年度春期 | 41問正解 | ×(51点 午後問題:選択式の問題数問正解したくらい) |
| 令和4年度秋期 | 42問正解 | ×(52点 午後問題:選択式の問題数問正解したくらい) |
| 令和4年度春期 | 48問正解 | 〇(60点 午後問題:選択式の問題数問正解したくらい) |
| 令和3年度秋期 | 47問正解 | ×(58点 午後問題:心折れて解いてもおりません) |
上記の表が1週目(1冊を最初から最後まで)の過去問を解いて際の結果ですが、感想としてこれでは午前も突破できないと思いました、しかし暗記で午前は何とかなりそうと思うのですが、暗記の通用しない午後が絶望的。解答例を見ても的外れな解答しかできず、自分の勘違いから(午前が解けるようになれば午後は点数が取れる)重点的な対策が必要と思い追加でテキストを購入いたしました。
過去問と午後対策で購入した書籍は下記になります。

・午後対策
午後試験は実務経験も含めデータベースを選択し、国語力でなんとかなるとのインターネット上に情報が多かったので、マネジメント系重視で下記を選択し勉強しておりました。
・情報セキュリティ(必須)
・データベース(実務経験済み)
・プロジェクトマネジメント(テキストだけで経験なし)
・サービスマネジメント(テキストだけで経験なし)
・システム監査(テキストだけで経験なし)
重点対策の書籍を購入し、選択した問題の部分だけを3回解いて答えを暗記しました(3回目の時は8割くらい答えを暗記しており、きっと理解はできていなかったのだと思います。)対策としてはこれだけでした。
結果、午後が32点となると午前と違い解答を覚えるだけには限界があるのだと思います。
次回も同じ科目を選択する予定ですが選択科目に関する専門書(入門者向け)を読んで、科目に対する考え方ができるような対策をしたいと計画をしております。

・令和6年度春・秋期(2・3回目)以降 試験の結果
1回目が不合格で悔しかったので、引き続き受験をしておりました。
使用しているテキストも買い換えずに同じ問題集を毎日30分ぐらい解いて(毎日、中途半端に終了)
午後の選択については、ネット上では国語力があれば簡単と言わている「組み込みシステム」や他の問題も少しできるようにしていたほうが良いと情報はありましたが、相変わらず国語力はなく計算問題にもアレルギーをおこしていた私は一回目同様の固定の選択をしていました。
・情報セキュリティ(必須)
・データベース(実務経験済み)
・プロジェクトマネジメント(テキストだけで経験なし)
・サービスマネジメント(テキストだけで経験なし)
・システム監査(テキストだけで経験なし)


・令和7年度春期(4回目)試験の結果
不合格が続いていたので勉強内容と計画を見直したところギリギリ合格できました。
試験当日の午後は時間ギリギリで解答でケアレスミスも多々ありました。
選択した問題については一度、解答前に解答用紙を一通り眺めて、得意分野以外(データベース・ネットワーク以外)は文書を書くマスが少なく国語力が低くても解けそうな問題を選べたのが良かったのではないかと思っております。
自己採点時に、この回の「システムアーキテクチャー」が選択肢問題が多く得点がとれていました。
プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントは内容が難しくて時間内にできないと判断し他の得意分野に時間をかけました。


・合格時の学習内容(1日30分ぐらい)
午前対策については「過去問道場」とういうサイトを利用して寝起きと・寝る前の数分に布団の中で毎日10問ぐらいを解きました。時間がなくて3280問全部はできませんでした。
応用情報技術者過去問道場🥋|応用情報技術者試験.com

午後対策については相変わらず国語力が上達しないので、敬遠していた「ネットワーク」を選択肢に入れました。理由はデータベース同様に記述する文字が少なく午前の得点にも影響するからです。不合格が続いていたせいかモチベーションも下がっていたので、少しでも気持ちを上げるため随時受験ができてインターネットの基礎知識からビジネスの最前線で活かせる実践的なICT知識を身につけることができるNTTドコモビジネスが実施するICTスキル認定資格「インターネット検定 ドットコムマスター」を11月~12月中旬まで一旦応用情報の午後問題を行わずにこちらを勉強することにしました。結果は合格(ダブルスター)することができ、午後のネットワーク対策に大分役に立ったと思っております。
インターネット検定 ドットコムマスター|NTTドコモビジネス 法人のお客さま

また、テキストも買い換えたり追加で購入しました。
やはり時間はないので、問題を解いて解説を読んで20分ぐらいを目標に行っておりました。
いままでに手を付けなかった、「システムアーキテクチャー」や「経営戦略」などにもチャレンジしてみました。


・まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。受験経験者からしてみれば効率が悪く、不合格して当たり前と思われるかもしれません。しかし、このページを最後までご覧いただいたということは少しでも環境が似ているのではないかと思います。初受験から合格までを通して午前は暗記や運で行けるものの、午後は同じ過去問題を解いても同様の問題はなく出題者の意図をいかにくみ取り時間内に回答ができるかが合否に関係すると思っております。2025年10月現在も家庭環境に変化はないので1日30分の勉強時間は確保できております。今後は2年間の免除があるので高度試験合格を目指そうかと進めております。


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